過払い金返還請求体験記

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筆者は10年ほど前に、3年ほどの期間消費者金融を利用していた。そう、グレー金利時代だ。金利は年率で32%程だったと記憶している。

最初は例によって一時的な金銭的危機を脱するため、少額を借り入れようと審査を申し込む。無人契約機なので後ろめたさも軽減される。翌月の収入があるまでの融資で、借り入れる金額もそう大きくないので計算上金利は許容できる範囲だと判断して大手消費者金融に審査を申し込んだ。

当時、消費者金融は「サラ金」と呼ばれていた
当時は消費者金融という言葉が浸透していたが、筆者の年代では「サラ金」と言われ手を出したら最後というイメージだ。
しかしそのイメージを払拭させるためにサラ金業者各社が「消費者金融」という名称に躍起になってすげ替えたのだ。

元々「サラ金」とはサラリーマン金融の略で、少額を個人に貸付ける業態なのだが、身元がはっきりしていて勤務先がある程度しっかりしていれば保証人なし、無担保で貸し付けることからこづかいのやりくり程度の目的で一般的なサラリーマンが利用できる金融として広く利用される。

サラ金は社会問題化していた
しかし個人に保証人をつけず無担保で融資を行うことで顧客を獲得する反面、返済不能に陥る者も一定数存在するため回収できなかった場合のリスクは大きくなる。当然自社で回収不能になる割合を算段し、それでも利益が出る仕組みなのだが、実際のところ法定金利を脱した年金利32%もの利息が発生するため、儲かってしょうがないというのが当時の状況だった。
自社で回収できなかった不良債権はより回収のキツい回収専門業者に委託され、それでも回収不能な不良債権はどこに流れるやらわからない。

当時はサラ金を利用した者が元金を減らすどころか利息を払えなくなり、キツい取り立てによって精神的に追い詰められ、自殺する者が続出。自殺者の数が毎年膨れ上がっていたため社会問題化していた。

サラ金からの借り入れは地獄への入り口という印象は一般的に特別なものではなかったのだ。

ダーティーイメージの払拭に躍起
そこで取り立てについて法整備が進み、暴力的な態度を取ること、多人数で取り立てに訪問することなどに加えて、午後九時以降の取り立ては訪問を含み電話での取り立ても禁止。張り紙などで追い詰めること、勤務先に押しかけることなども取り締まりの対象となり、悪質な場合は検挙されるようになる。

社会の敵となってしまったサラ金業者は、サラ金から消費者金融と呼称を巧みに変更し、テレビCMでかわいい子犬やアイドルを起用しイメージアップに躍起となる。各種メディアによる印象操作は次第に功を重ね、いつしか自主規制により深夜帯でしか放送されなかったテレビCMもゴールデンタイムでひっきりなしに流されるようになっていった。
現在も人気女優やAKBなどの人気アイドルグループを使いイメージ戦略に抜かりがないが、この戦略は10以上前から変わっていないのである。

余談ではあるがタモリ氏がさも消費者金融での融資が健全であるかのように錯覚させるコマーシャルに出演したことにがっかりした方も多いだろう。国民的に注目され影響力のある人物が、高額なギャラに目がくらんでこのような広告に出演するのはいかがなものかという疑問を抱いた方も少なくないはず。

そうして、法整備がさらに進みグレー金利での貸付は禁止され、倒産するサラ金業者も多かったが、ご存知の通り生き残った消費者金融業者は各社大手銀行の傘下に入り、現在では銀行の個人リテール部門の筆頭である。

いかに銀行が恥知らずな組織であるかお分かりいただけるであろう。

キャッシングの魔力
このような時期に融資を申し込み予定通り次の収入時に全額を一括返済したのだが、消費者金融の使う魔力に打ち勝てず、気軽に借り入れ可能なためしばしば利用するようになる。

気がつけば融資額が100万を超え、さらに融資枠を拡張し200万に。

この頃から金利を支払うのも困難になり、2社目の消費者金融に申し込み。聞いたこともないおそらく無登録の金融業者から「借金を一本化しませんか?今なら低金利でお貸ししますので借り替えませんか?」と怪しい電話がかかってくるようになる。

幸いにしてその後、商品券をクレジットカード購入する方法を知って消費者金融から脱出することができたが、今考えても冷や汗がでる。

しかし、年利率の制限が設けられ、32%がグレーというか違法金利であったと知った時は借り入れていた業者に連絡を入れた。しかし箸にも棒にもかからない対応であった。
確かに契約時に納得して契約してはいるが、それが違法であったのであれば無効である。しかし現行の法の範囲内であれば金利として認めるので、それ以外の過払い分を返還してほしいと交渉したが全くの暖簾に腕押しである。

やはり個人では難しく、専門家を間に入れての請求でなければ話にならない。昨今では盛んに過払い請求で返還される実績を宣伝し、時効も近いことから債権問題に特化した司法書士事務所や法律事務所が過払い請求の代行からなる手数料獲得目当てでほとんど過払い請求専門となっている事務所も多いようだ。

過払い請求代行の法律事務所へ相談する
試しに相談に行ってみると20ほど間敷切りされた相談スペースが20ほど。声などから女性客の比率も多いと見受けられた。

相談の内容はあっさりしている。いつ頃借りていたのか、金額はいかほどか、どこから借りていたのかなど事実関係のヒアリングに15分ほど。
消費者金融業者によって態度がことなり、筆者が借り入れていた業者の内一社は返還請求には応じず、訴訟を起こし裁判で取るしかないという業者であった。しかし裁判費用や返還までの期間などコストが金額に見合わず、断念するよう勧められる。

もう一社は大手銀行のグループに参画し、銀行が融資をする際に利用する信用会社化しているため、今後住宅ローンなどの融資を受ける際に影響が出る可能性を提示された。このためここも諦めることにした。

メインで利用していた融資額も大き業者は、相談に行った事務所とのパイプが太く、まずこれくらいの借入額であればいくら位の返還が期待できますとのことだった。毎日何十件も過払い分の返還請求をしているため、条件によっていくら戻ってくるか、分かりきっているという態度にはむしろ安心感が感じられた。

期間は4ヶ月ほど。返還時に諸経費と返還された金額の何%を報酬として支払う旨説明され、その場で請求代行を依頼する。

現在は手続き中であるが、進展があればここでご報告するつもりだ。融資を受けていて未だ完済していない場合は、過払い分の返還請求をすると今後融資が受けられなくなる可能性が高いそうだが、このレポートは多くの方に有益な情報となり得ると判断し、特定の社名などは伏せて記する次第である。

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年間200万以上は商品券を購入している、商品券の達人です。
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上手な購入の仕方、賢い使い方、裏ワザ的な使い方など、自身の体験談と共に紹介します。
どうぞよろしく。

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